基本の大切さ
初心者が基本的な知識を体系的に得る手段として、資格試験の勉強は極めて有効だ。
資格試験の出題範囲は「最低限知っておくべき知識」を網羅している。
なので試験対策をする過程で基本的な知識を網羅的に得ることができる。
勉強をとおして「体系的に」知識を積み重ねていけるかは、「良い本」を見つけられるかにかかっている。
単に試験に合格することだけに特化した対策本ではダメだ。
理解することに重きをおいて、
その上で試験に合格するためのポイント(試験で問われる点≒理解する上で重要な点)を押さえたタイプの本が良い。
In other words,
「『Aと来たらB』と覚えておけば大丈夫」みたいな説明の本ではダメだ。
この説明では試験に受かっても、あとに残るのは穴だらけでいびつな知識だけだ。
「Aとはこういうものだから、Bとこのような関係にある」という説明がある本が良い。
この説明であればたとえ試験を受けなくとも、たとえ試験に落ちようとも、後には意味を理解した自分が残る。
あくまでも我々の目的は知識を得て理解することだ。
試験を受けるかどうか、受けたときに合格するかどうかは、いずれも大した問題ではない。
例を挙げよう。
Linuxってなに?というとき
1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版 徹底攻略シリーズ*1
- 作者: 中島能和
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2014/03/10
- メディア: Kindle版
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ITとかシステムエンジニアの基本って何?というとき
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この2冊は、まったくの0からスタートした自分に「わかった!」という感覚を味あわせてくれた本だ。
「資格だけ持ってても使い物にならない」と言ってるだけで何もしないのではホントに使い物ならない。
資格試験とハサミは使いようだ。