あたしんちの電気代
毎月新聞入れに入ってるあの紙。
今月のお前んちの電気代は〇〇円です、みたいなあれ。
なんとなく捨てられないまま6年近く下駄箱の上に溜まりっぱなし。
せっかくデータ(というかレシート)がこんだけあるんだから、
とりあえずグラフにでもしてみようかと思い立ったわけでして。
地域:西日本。わりと都会。
住居:築20~30年のアパート
住人:20代男性。学生の1人暮らし。
生活:平日・・・大学行く
休日・・・家でゴロゴロか大学行く
こんな感じで6年間。
とりあえず電気代見てみましょうよ。
ガス代はまた今度。
水道料金はずっと定額なんで、おもしろくないからやらない。
それでは早速見てみましょう。電力使用量と電気料金。
黒い点の1つ1つは各年各月のデータ。折れ線グラフはその平均と中央値。
12月〜4月までは5年分(N=5)、5〜11月は6年分(N=6)。
1ヵ月当たりのNが5,6個しかないので、平均だけでなく中央値も出してますが、
そんなに大きくは変わらんみたい。
消費税アップとか燃料関連の為替の変動の影響とかいろいろあるので、
とりあえず電気に関する6年間共通の指標としては料金よりも使用電力量(kWh)を用いるのが良いはず。
ただ、電気代の単価もちょくちょく変動してるので、料金の推移もやっぱり見てみたい。
使用量とはちょっと様子が変わるかも。
消費税が26年4月から8%に上がったので料金は5%の時代よりも高めに出てしまうかもしれない。
料金の比較は、消費税を除いて標準化した金額でやってます。
グラフを眺めると、使用量も料金もグラフの形は似たり寄ったり。
1~5月が比較的高い水準で推移して、なぜか6月だけドーンと下がる。
んで8月が一番電気使いまくってて、秋以降年末にかけて落ち着いてくる。
はて、これは一体どういうことか。
冬はこたつのみ。エアコンとか他の暖房は一切使わない。
例年、11月に入った頃からこたつを使い始めて、そのまま次の年の6月に入った頃にしまう。*1
夏はエアコンのみ。扇風機なんて高級品はありません。
こたつを片付けた後の7月頃から9月の終わり頃まで使う。
ちなみに必ずドライモード。*2
やはりコタツもクーラーも使わない6月は電気代も消費電力量もがくっと下がる。
8月のフィーバーっぷりはクーラー使い過ぎのせいやな。
暑さには勝てん。
不思議なのは10~12月と1~5月の違い。
基本的にコタツで生活してるって点では同じなのに、
10~12月は6月に匹敵するレベルの低さになる一方、
1月以降は比較的高い水準でうろうろしてる。
単価が違うんかな?
同じ月でも年によってばらつくかなーと思ったけど、
グラフを見る限りそんなに暴れてるわけではないみたい。
8月以外は。
8月の電気代が5000円超えてるのとかもう完全にダメなやつ。
それに比べて6月は堅実。ばらつきもほとんどなくて見事なまでに集まってる。
もっと色々詳しく見てみたいけど、データ書きだすだけで結構疲れたのでまた今度。
こういうのは自分の生活を客観的に見る感じがしてなかなか面白い。
ちなみに、このグラフの作り方なんですけどね、
6年分たまりにたまった レシートを1枚1枚めくりながらエクセルにちまちま入力してたんですよ。
ところがなんと!
電力会社とかガス会社に登録すると、csv形式で自宅の光熱費データを過去2年分ダウンロードできるらしい。
しかもきれいなグラフでレポートしてくれるとか。
先に知っておきたかった・・・。*3
*1:6月とか遅くね?もう暑くね?という気もするが、暑さとか寒さを感じる主観的な基準なんて往々にして履歴の効果がのっかってくるもんで。
寒い時期からだんだん暖かくなるときとその逆では、同じ気温でも寒く感じたり暖かく感じたりするでしょ。
世の中には心理物理学とかいう謎の学問領域があって、そこでは閾値を求める古典的な方法に極限法とか調整法ってのがあるけど、あれも上昇系列と下降系列で閾値が変わってくるの。
あんな感じよ。・・・詳しくはまた今度。
*2:ドライモード以外で使うと納豆みたいな変な匂いの風が流れてくるから使ってないのよ。
ドライと冷房どっちが安上がりか比較できると面白かったのに。
暖房付けないのも同じ理由。以下、掃除しろ禁止。
*3:い、いや、所詮2年分だ。
今回は5,6年ほぼ同じ生活を続けて得た生データを使っている!
これは貴重な分析だ!決して無駄骨ではない!はずだ!